「近所で空き巣があったから、とりあえず100均の防犯カメラで安く対策したい」
そう考えてダイソーやセリアに向かおうとしている方は、少しだけお待ちください。
100均には、録画ができる「本物の防犯カメラ」は売っていません。
ダミーカメラや防犯ステッカーは手軽なのが魅力ですが、「とりあえず置いておけば安心」というわけではありません。
実は、100均のダミーには特有の隙があり、経験のある空き巣には偽物だと見破られてしまうリスクがあります。
最悪の場合、「防犯対策にお金をかけていない=防犯意識が低い家」とみなされ、逆に泥棒に狙われやすくなる危険性すらあります。
この記事では、防犯の視点から「100均ダミーが見破られる理由」や、ダミー設置による「近隣とのプライバシー・裁判トラブルを防ぐルール」を詳しく解説します。
この記事では、次のポイントをわかりやすくお伝えします。
- 100均で本物の防犯カメラは買える?
- プロに見破られる3つの隙
- ステッカーやダミーが逆効果になるNG行動
- 近隣トラブルを防ぐ設置ルールと判例
- ダミーと併用したい100均防犯グッズ
- 格安の本物カメラ・ダミー5選
- よくある質問
ダミーの弱点を100均の別グッズで補う方法から、数千円足すだけで買えるスマホ連動の本物カメラまで、予算に合わせた選び方をお伝えします。
失敗しにくい防犯対策で、あなたと家族の安全をしっかり守りましょう。
100均(ダイソー・セリア等)で「本物の防犯カメラ」は買える?
ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、録画やスマホとの通信ができる「本物の防犯カメラ」は販売されていません。
100均で手に入る防犯カメラ関連の商品は、あくまで見た目だけの「ダミーカメラ」か、防犯をアピールするための「ステッカー」に限られます。
まずは、100均ダミーと本物カメラの違いを表で整理します。
| 比較ポイント | 100均のダミーカメラ | 数千円帯の本物カメラ |
| 録画・証拠保存 | × できない | ◎ SDカードやクラウドに保存できる |
|---|---|---|
| スマホ通知・遠隔確認 | × できない | ◎ 外出先から様子を確認できる |
| 見た目の抑止力 | △ 近距離では見破られやすい | ◎ 配線や質感も含めて説得力がある |
| 価格の目安 | 110円〜330円前後 | 3,000円〜1万円前後 |
| 向いている使い方 | 補助的な見せ方・室内の簡易威嚇 | 証拠を残したい本命の監視 |
この見出しでは、次の内容を解説します。
録画機能付きの監視カメラは売っていない
店舗によって品揃えは異なりますが、ダイソーやワッツなどの100均で販売されている防犯カメラは、すべて撮影機能のないダミー商品です。
たとえばダイソーでは、税込330円でドーム型のダミーカメラが販売されています。
単3電池を入れると赤いLEDランプが点滅し、一見すると本物のように見えます。
しかし、内部にカメラレンズや録画用のSDカードを入れるスペースはありません。
「不審者を録画して証拠を残したい」「外出先からスマホでペットや家の様子を確認したい」という目的であれば、100均の商品だけでは完結しません。
証拠を残すためには、数千円から買える家電メーカーなどの本物のネットワークカメラを導入する必要があります。
【補足】WEBカメラカバーなど盗撮防止グッズはある
屋外や部屋全体を映す防犯カメラはありませんが、パソコンやスマートフォン用のプライバシー保護グッズであれば100均でも優秀なものが販売されています。
たとえば、ダイソーやセリアでは「WEBカメラカバー(税込110円)」というスライド式の小さなカバーが手に入ります。
これをノートパソコンやスマホのインカメラ(内側カメラ)に貼り付けることで、万が一ハッキングされた場合でも、物理的に盗撮を防ぐことができます。
リモートワークなどで「カメラを塞いでおきたい」という用途であれば、100均のアイテムが十分に活躍します。
100均の防犯ダミーカメラは効果あり?プロに見破られる3つの隙
100均の防犯ダミーカメラは、手軽に不審者を威嚇する一定の効果が期待できます。
ただし、下調べを入念に行う空き巣には、偽物だと見破られるリスクがあります。
ここでは、見破られやすい3つの隙を整理します。
① LEDの「常時点滅」は偽物のサイン
ダイソーなどの100均ダミーカメラは、赤色LEDが約1.5秒間隔などのハイペースで常時点滅する仕様が一般的です。
しかし、本物の監視カメラやセンサーライトで、このように常にランプが点滅し続ける機種は多くありません。
防犯知識のある不審者にとって、この不自然な点滅は「ダミーカメラである」と確信するサインになってしまいます。
② プラスチックの安っぽい質感とレンズ
100均のダミーカメラは軽量化やコスト削減のため、本体にABS樹脂やポリスチレンなどのプラスチック素材が使われています。
そのため、光の反射具合や質感が本物の金属製や高耐久性カメラとは異なり、安っぽさが目立ってしまいます。
また、レンズ部分がただのプラスチック球である場合、近くで見られたときに偽物であることが一目で発覚してしまいます。
③ 配線がない(処理が甘い)
本物の防犯カメラは、電源ケーブルやLANケーブル、あるいは電気配線を守る保護管などが必ず接続されています。
しかし、100均のダミーカメラの多くは「電池式・配線不要」をウリにしており、壁や天井にただ取り付けられている状態になりがちです。
周囲に一切の配線処理がないと、経験のある目で見たときにあきらかに怪しい偽物と見破られてしまいます。
ステッカーやダミーが逆効果に?泥棒に狙われるNG行動
100均の防犯グッズは「ただ置いておくだけ・貼るだけ」では、かえって危険を招くことがあります。
泥棒に「この家は防犯対策を手抜きしている=侵入しやすい」と判断されてしまうNGな行動を解説します。
ボロボロの防犯ステッカーを放置している
100均で買える防犯ステッカーは手軽ですが、長期間屋外に貼ったままで紫外線により色褪せたり、端が剥がれたりしているものを放置するのは危険です。
泥棒に「長期間、家のメンテナンスをしていない」「防犯への関心が薄い」と見透かされ、逆にターゲットにされるリスクが高まります。
ステッカーは玄関のドアノブ付近や窓ガラスのクレセント錠付近など、侵入者の目線に合わせた場所に貼ることが大切です。
定期的に新しいものに貼り替えるなど、きれいな状態を保つようにしてください。
ダミーカメラの設置場所が低すぎる・不自然
ダミーカメラの設置場所が不自然な場合も、一瞬で見破られます。
たとえば、踏み台なしで簡単に手が届くような低い位置に設置されていると、「壊されることを前提にしていない=偽物だ」と疑われます。
また、ダイソーやワッツなどで販売されている100均のダミーカメラは基本的に非防水です。
それにもかかわらず、雨が直接当たるような屋外の壁や柱に設置されていると、すぐにダミーだとバレてしまいます。
屋外に設置する場合は、必ず雨が当たらない軒下などを選びましょう。
ダミーでも要注意!近隣トラブルを防ぐ設置ルールと判例
防犯カメラを設置する際、たとえそれが録画機能のないダミーカメラであっても、設置する向きや角度には細心の注意が必要です。
隣人の家や生活圏に向けてカメラを設置すると「プライバシー権の侵害」となり、深刻なご近所トラブルに発展するケースが少なくありません。
良かれと思った防犯対策で訴えられないためのルールを解説します。
隣人の生活圏(ベランダや窓)を映さない
防犯カメラやダミーカメラを設置する際は、隣家のベランダ、窓、玄関などの生活空間がカメラの視野(向いている方向)に入らないように角度を調整してください。
自宅の防犯のためとはいえ、隣人からすれば「常に監視されている」という強い精神的苦痛を感じる原因になります。
対策として、カメラの視野を「自宅のガレージ内のみ」「玄関ドアの目の前のみ」に絞り込むことが大切です。
また、死角をなくそうとするあまり、近隣の家まで広範囲に映してしまうような設置はトラブルの元になるため注意しましょう。
【過去の判例】撤去や損害賠償を命じられるケースも
実際に、隣人の生活空間に向けて防犯カメラ(ダミーを含む)を設置したことで、裁判所からカメラの撤去と損害賠償の支払いを命じられた判例が存在します。
過去の裁判事例(リンク先URL:https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-89120.pdf)などを見ると、監視によるプライバシー権や人格権の侵害が認められ、10万円から40万円程度の慰謝料支払いが命じられたケースがあります。
ダミーカメラであっても、相手に与える「見られている恐怖感」は本物と同じように扱われることがあるため、「偽物だから何をしても問題ない」という言い訳は通用しません。
設置後はカメラの周辺に「撮影範囲は自宅敷地内のみです」と明記した案内を掲示するなど、周囲への丁寧な配慮を欠かさないことが大切です。
【低予算で対策】ダミーと併用したい100均の優秀な防犯グッズ
ダミーカメラの視覚的な威嚇だけでは、万が一侵入を試みられた際に無防備になってしまいます。
防犯対策の基本は「侵入に時間をかけさせること」と「音や光で驚かせること」です。
ここでは、ダミーの弱点を補うためにダイソーなどで一緒に買っておきたい、実用的な100均防犯グッズを厳選して紹介します。
人感センサーライト(光で威嚇)
泥棒は周囲から目立つ「光」を最も嫌います。
ダイソーなどで税込330円で販売されている人感センサーライトは、約4m・100度の範囲で人の動きを検知してパッと点灯します。
ダミーカメラのすぐ近くや玄関、勝手口などに設置しておけば、カメラが本物であるかのように錯覚させると同時に、不審者を光で撃退する効果が期待できます。
窓ガラス用防犯フィルム(侵入の遅延)
空き巣の侵入経路として最も多いのが「窓ガラスの破壊」です。
100均で買える窓ガラス用防犯フィルム(40cm×30cmの大判サイズなど)をクレセント錠の周りに貼っておけば、ガラスを割るのにかかる時間を数分間延長させることができます。
侵入に5分以上かかると泥棒は諦める傾向にあるため、安価ながら有効な物理防御となります。
防犯アラーム・サッシストッパー(物理的な防御)
窓対策としてさらに追加したいのが、衝撃・振動検知式のアラームと補助錠です。
窓ガラスが叩かれたり無理に開けられたりすると、約75dBの大音量が鳴り響くアラーム(税込110円)は不審者をパニックに陥らせます。
また、両面テープで窓枠に貼り付けるサッシストッパー(税込110円)を併用すれば、窓を物理的に開かなくさせることができ、少し換気したいときのストッパーとしても役立ちます。
予算を少し足すだけ!コスパの良い「本物の格安カメラ・ダミーライト」5選
100均のダミーカメラを見破られないようにDIYで改造したり、数ヶ月ごとに乾電池を交換したりする手間やコストを考えると、数千円から買える本物のスマートカメラや高機能ダミーライトを導入するほうがコストパフォーマンスが高くなります。
用途や設置場所に合わせて選べる、失敗しにくい厳選5モデルを紹介します。
- ①【超低予算・ダミー】A-ZONE センサーライト付ダミーカメラ
- ②【室内・見守り】TP-Link Tapo C200
- ③【屋外・高画質】WTW 塚本無線 ゴマちゃん 屋外PTZカメラ
- ④【電源不要・ソーラー】WTW 塚本無線 ソーラーWi-Fiカメラ
- ⑤【ネット不要・電池式】SecuSTATION どこでもCAM トレイルカメラ
①【超低予算・ダミー】A-ZONE センサーライト付ダミーカメラ

100均のチープなダミーを買うくらいなら、見た目が本物に近く、人感センサーライト機能がついた本製品が使いやすいです。
太陽光充電式で電源配線も不要です。
人が近づくと最大800ルーメンの明るいLEDが点灯し、防犯ステッカーも付属しているため、夜間の防犯灯兼ダミーカメラとして抑止力を発揮します。
評価は★4.37(1,625件)、価格は税込約2,990円、送料無料です。
②【室内・見守り】TP-Link Tapo C200

「本物の監視カメラをとりあえず1台買いたい」という方に選ばれやすいモデルです。
4,000円台でありながら高画質録画、360度首振り、自動追跡、スマホへの即時通知、双方向通話機能をフル装備しています。
コンセントに挿してWi-Fiにつなぐだけなので工事も不要です。
ペットや赤ちゃんの見守りから、室内からの窓越し監視まで幅広く活躍します。
評価は★4.60(4,070件)、価格は税込約4,180円、送料は別途です。
③【屋外・高画質】WTW 塚本無線 ゴマちゃん 屋外PTZカメラ

屋外の駐車場やガレージ、玄関先をしっかり監視したいなら、IP66防水・防塵仕様の防犯灯カメラが安心です。
500万画素の高解像度に加え、夜間でもLEDライトが点灯してフルカラーで録画可能です。
スマホからカメラの向きを自由に動かせるパンチルト機能も搭載しており、屋外の死角を減らしやすいのが魅力です。
評価は★4.43(8,591件)、価格は税込約7,700円、送料は別途です。
④【電源不要・ソーラー】WTW 塚本無線 ソーラーWi-Fiカメラ

「屋外に防犯カメラを付けたいけれど近くにコンセントがない」という問題を解決してくれるのがソーラー給電タイプです。
大容量バッテリーとソーラーパネルを組み合わせることで、電源工事なしで長期間連続稼働します。
100均のダミーのように配線のなさで疑われることもなく、本物の証拠映像をしっかり記録してくれます。
評価は★4.37(2,818件)、価格は税込約9,899円、送料無料です。
⑤【ネット不要・電池式】SecuSTATION どこでもCAM トレイルカメラ

自宅から少し離れた駐車場や畑、資材置き場など、Wi-Fi環境すらない場所を守りたい場合に向いているのがトレイルカメラです。
乾電池または小型ソーラーで動作し、動き(熱源)を感知したときだけSDカードに自動録画します。
不可視赤外線LEDを搭載しているため、暗闇で赤く光らず泥棒に気づかれずに証拠を捉えられます。
評価は★4.15(2,244件)、価格は税込約11,799円、送料は別途です。
100均の防犯カメラに関するよくある質問(FAQ)
100均の防犯グッズや防犯カメラの購入・運用について、よくある疑問に回答します。
防犯カメラは100均で買える?
ダイソーやセリアなどの100均では、録画機能や通信機能を持つ「本物の防犯カメラ」は販売されていません。
購入できるのは、見た目だけのダミーカメラや防犯ステッカーのみです。
録画をして証拠を残したい場合は、ネット通販や家電量販店で数千円から買えるスマートカメラを選びましょう。
ダミーの防犯カメラはバレる?
経験のある空き巣や不審者にはバレる可能性が高いです。
100均のダミーカメラは「LEDが不自然に常時点滅する」「ケーブルなどの配線が一切ない」「素材がプラスチックでチープ」といった隙があります。
これらを見抜かれると、かえって「防犯意識が低い家」として狙われるリスク(逆効果)があります。
ホームセンターで売っている防犯カメラは?
コーナンやカインズなどのホームセンターでは、千円台のダミーカメラから、数千円のWi-Fi対応スマートカメラ、数万円の本格的な屋外用防犯システムまで幅広く取り扱われています。
100均のステッカーよりも耐久性に優れた防犯ステッカーも揃っているため、実物を見て選びたい方におすすめです。
防犯カメラはどこで買うのがいい?
安さと種類の豊富さを重視するなら、数千円で高機能なモデルが買えるネット通販(楽天やAmazonなど)がおすすめです。
設定が不安で実物を確認したい方は家電量販店、配線工事を含めてプロに任せたい場合は、地域の防犯カメラ専門業者に依頼するのが安心です。
犯人が嫌がる4原則とは?
警察庁なども提唱する泥棒が嫌がる「防犯の4原則」とは、「目(人目やカメラ)」「光(センサーライト等)」「音(防犯アラームや防犯砂利)」「時間(補助錠などで侵入に5分以上かかること)」です。
ダミーカメラの「目」だけではなく、ライトや補助錠などを組み合わせて防犯力を高めることが大切です。
まとめ|100均ダミーの限界を知り、コスパの良い防犯対策を
「少しでも安く防犯対策をしたい」という方に100均の防犯グッズは魅力的ですが、録画ができないダミーカメラ単体では、見破られて逆効果になるリスクがあります。
ダミーを設置する場合は、必ずセンサーライトや窓の補助錠などの物理的な防犯グッズと併用し、隣人のプライバシーを侵害しないよう設置角度にも注意しましょう。
もし「見破られる不安」や「電池交換の手間」をなくしたいのであれば、予算を数千円足すだけで買える本物の格安スマートカメラの導入が扱いやすく、安心につながります。
ご自身の住まいの環境(屋内・屋外・電源の有無)に合ったカメラを選び、大切な家と家族を守りましょう。
参考・出典
- 裁判所判例ウェブ(隣人監視カメラ撤去請求事件)(リンク先URL:https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-89120.pdf)
- ALSOK 警備会社のステッカーとは?(リンク先URL:https://www.alsok.co.jp/security_info/anzen_ansin/security_measures_sticker.html)

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